中二階建ての築80年の住宅で、今までに増築し道路拡幅に伴い曳き家し一部取り壊し、またリフォームと今までに何回も手を加えられた住宅ですが、雨漏りするのと、近年の地震が気がかりで屋根の葺き替えと外壁の耐震補強を行うことに
小屋裏を見るに棟木銘が書いてあり増築は昭和23年10月9日大工森嶋健五 松沢書 手伝い 神野清行とある
左右・上下に曲がった大梁が組み込まれ、往時の職人の技術のすばらしさを垣間見ることができました
上下左右に曲がった大梁 棟木銘
小屋梁 垂木
傷んでいる部分を補強するも80年の歳月を感じる
現在のつくりだったらここまで経年変化は起きないように思います。
屋根を軽くし外壁を面材で補強する為、今までと趣の違う家になってしまいますが、壊すのはもったいない
大切に永く住んで頂きたいものです